皆さんはメイクをする際に下地を使っていますか?最近では、下地が不要なBBクリームやファンデーションも増えてきています。そもそも下地とはメイクをする上でどのような役割をしているのかご存知でしたか。
今回は、下地の役割と下地を選ぶときのポイントも合わせてご紹介いたします。
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・下地の役割
下地には毛穴やキメを目立たなくして、滑らかに整えてくれる役割があります。また、毛穴の凹凸をカバーしてくれるので、毛穴落ちを防ぐことができます。商品によってはカラーコントロールができる下地もありますので、肌の色を調整して自然な透明感を出すことができます。
・ファンデーションと下地の違い
ファンデーションと下地の役割はそれぞれ違います。ファンデーションは肌をきれいに見せるために使います。下地は肌を外的ダメージから守る役割があります。直接肌にファンデーションをつけるよりも下地を塗布してからつけた方が肌にも良いです。日常で朝から夜までメイクをしていて、ファンデーションを肌に乗せている時間が長いため化粧下地がとても大切になってきます。
〜下地の選び方〜
POINT1:自分の肌質で選ぶ
スキンケアと同じく乾燥肌や脂性肌か、自分の肌質にあった下地を選びましょう。乾燥肌であれば、保湿成分が配合された下地を、脂性肌の方は油分の少なく皮脂やテカリなどを抑えてくれる下地を選ぶとよいです。
POINT2:仕上がりの質感で選ぶ
ベースメイクの仕上がりには大きく分けて「ツヤ」と「マット」の2種類があります。自分の肌悩み、または着用する洋服によって作る肌の質感を変えてみるのもよいです。着物などツヤのあるシルク素材の服を着るときはマットな肌を。コットンやニット素材などマットな質感の服の時はツヤ肌など、トータルでのバランスを取るのも大切です。
POINT3:カラーで選ぶ
下地の役割のひとつ、肌色の補正機能を重視して選ぶ方法です。「コントロールカラー」という名称でうたわれることが多く、その色はピンクやイエロー、グリーンなど様々です。透明感を出すほかにクマ消しやニキビ跡隠しなど、肌悩みに合わせて色を選ぶとよいでしょう。
〈ピンク〉:血色感アップ。青白く見えたり、肌に疲れが出やすい人は、健康的な顔色に補正できます。
〈イエロー〉:くすみ・赤み・色の沈みをカバー。茶グマなども補正し、透明感のある肌へ。
〈グリーン〉:赤みを補正。ニキビ跡隠しなどにも最適な色でポイント使いで浮かずになじみます。
〈オレンジ〉:茶グマ・青クマなどの肌くすみに。血色良く仕上げます。
〈ホワイト〉:ハイライト効果。鼻筋などへ部分使いすることで、立体感のあるメイクに。
ITEM1:乾燥くすみは下地から保湿を
アイマイ モイスチャーベース〈IMAI〉
年齢と共に肌の水分や油分は減りがちです。また、夕方のファンデーションのくすみは肌の乾燥が原因でもあります。下地の時点で保湿をしっかりおこなうことでファンデーションやBBクリームを塗った肌でも乾燥することなく自然なツヤ感を出してくれます。
ITEM2:溶け込むようなスキンベースでうるおいツヤ肌に
ミネラルインナートリートメントベース〈ETVOS〉
マットな質感の洋服を着用する際や、自分に合うカラーが彩度の高いカラーの方にはツヤ肌がおすすめ。美容液のような使い心地の下地は、うるおい効果でヘルシーにしっとりとハリのあるつややかな肌に見せてくれます。光で小ジワなども目立たなくしてくれるのもポイント。
ITEM3:肌をノーマルに整えてくれるカラーレス下地
ネス プライマー スフィア〈ness〉
ツヤのある洋服の時は、マットな肌がおすすめ。または彩度の低いカラーを着用する時もマットな質感の肌が合いやすいです。伸び縮みする特殊なジェルが肌にフィットし、くすみ・キメ乱れ・凸凹・毛穴をカバーしてくれます。素肌そのものがキレイであるかのように補整してくれるカラーレスの下地。肌色も選ばず使用でき、日中のメイク崩れやテカリが気になる方におすすめの補正下地。
下地の上からマットやセミマットなファンデーションを重ねてもよいです。
ITEM4:くすみを補正し、透明感のある上品肌に
イルミネイティング セラムプライマー〈JILL STUART〉
一見、顔色が悪くなってしまうのではないかと思うパープルやラベンダーのカラー下地は実は、黄くすみを補正してくれたり透明感を出してくれるカラーです。
ミルクのような滑らかな伸びで、光をぼかしながら毛穴を自然とカバーしてくれます。ほどよいツヤ肌にもしてくれるので、もともと肌がきれいなように見えます。
ITEM5:赤みを補正し、澄んだ印象の肌に
RMK カラーファンデーション〈RMK〉
こちらは下地ではなく、下地レスのカラーファンデーション。
その人の肌色を生かしながら足りないカラーをプラスして色むらや赤み・くすみなどを補正してくれるファンデーションです。頬の赤みや、小鼻の赤み、ニキビ跡の赤みが気になる方はグリーンがおすすめ。グリーンは全体に塗ると白浮きしやすくなってしまうので、気になる部分にのみ塗布するのが良いです。
ITEM6:ピンク下地で自然なトーンアップで健康肌に
ロージー グロウライザー〈コスメデコルテ〉
ピンクの下地はくすみをカバーし血色感を与えてくれる効果があります。
黄味の強い肌やくすんだ肌にそのままファンデーションをのせてもグレーになってしまう方は、ピンク系の下地を塗るのがおすすめ。程よいラメ感がツヤ肌にみせてくれて、毛穴や色むら・凹凸なども補正してくれます。
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いかがでしたか?
なんだかメイク持ちが悪いと感じたり、使っているファンデーションが合わないと感じている方は一度下地を見直してみてはいかがでしょうか。使い方や、合わせるアイテムを変えるだけでいつものメイクもきれいに仕上がったり持ちがよくなる場合があります。ぜひ参考にしてみてください。